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シリコン塗料 vs フッ素塗料比較|相模原市の気候で、どちらが本当に長持ちするのか

外壁塗装を検討しているお客様から、最も多くいただく質問のひとつが「シリコンとフッ素、どちらにすればいいですか?」です。

ネットで調べると「フッ素が長持ち」「でもシリコンで十分」という情報が混在しており、判断に迷う方が多いのも当然です。

このページでは、カタログスペックの比較にとどまらず、相模原市の気候と建物特性をふまえた上で、創心ホームが現場で見てきた実態をお伝えします。どちらが正解かは一律には決まりません。ただ、「自分の家にはどちらが合っているか」を判断できるようになることを目指して書きました。

まず「シリコン」「フッ素」とは何か

塗料の種類を示す「シリコン」「フッ素」は、塗料に含まれる樹脂の種類を指しています。この樹脂の耐久性の違いが、耐用年数の差に直結します。

外壁塗料の樹脂は、耐久性の低い順に以下のように分類されます。

アクリル → ウレタン → シリコン → ラジカル制御 → フッ素 → 無機

現在の外壁塗装市場では、シリコンが最もスタンダードな選択肢、フッ素がその上位グレードという位置づけです。アクリル・ウレタンは現在ほとんど使われていません。

シリコン vs フッ素 基本スペック比較

比較項目 シリコン塗料 フッ素塗料
耐用年数の目安 10〜15年 15〜20年
1㎡あたりの塗料費 1,500〜2,500円程度 2,500〜4,000円程度
30坪の外壁への塗料費の差 基準 +15〜30万円程度
耐候性(紫外線への強さ) 標準 高い
耐汚染性(汚れのつきにくさ) 標準 高い
色あせのしにくさ 標準 高い
塗り替えサイクル(30年で) 2〜3回 1〜2回

相模原市の気候が塗料の耐久性に与える影響

ここからが、他の情報源では読めない内容です。

塗料メーカーが公表している耐用年数は、あくまで「標準的な環境下でのテスト値」です。実際の耐久性は立地・方角・気候によって大きく変わります。

相模原市の気候特性と塗膜への影響

寒暖差による膨張・収縮

相模原市は内陸部に位置するため、夏は35℃前後、冬は氷点下になることもあります。この寒暖差は、外壁塗膜に繰り返しの膨張・収縮ストレスを与えます。塗膜は柔軟性が失われると、このストレスに耐えられずひび割れが起きます。

創心ホームの施工実績を振り返ると、相模原市内のシリコン塗料の実際の耐久年数は、メーカー公称値の10〜15年に対して平均8〜12年程度になるケースが多く見られます。南西向きの外壁ではさらに短くなる傾向があります。

紫外線量

海沿いのエリアと比べて塩害の影響が少ない一方、山に遮られず日照時間が長い地域では紫外線による塗膜劣化が主な原因になります。橋本・相模大野など市街地の南向き外壁では、色あせが特に早く進む傾向があります。

緑区・津久井地区の湿度

山に近いエリアでは湿度が高く、塗膜内への水分浸入リスクが高まります。カビ・コケが繰り返し発生するという事例は、このエリアで多く見られます。

「30年間のトータルコスト」で比較する

塗料選びで最も重要な視点は、初期費用ではなくトータルコストです。

以下は、30坪の住宅を30年間維持した場合の概算比較です。

シリコン塗料を選んだ場合(約10年ごとに塗り替え)

タイミング 工事内容 概算費用
1回目(今回) 外壁塗装(シリコン)+足場 75万円
2回目(10年後) 外壁塗装(シリコン)+足場 80万円
3回目(20年後) 外壁塗装(シリコン)+足場 85万円
30年間合計 約240万円

フッ素塗料を選んだ場合(約15〜20年ごとに塗り替え)

タイミング 工事内容 概算費用
1回目(今回) 外壁塗装(フッ素)+足場 100万円
2回目(15〜20年後) 外壁塗装(フッ素)+足場 110万円
30年間合計 約210万円

初期費用はフッ素が約25万円高くなりますが、30年間で見ると足場代の節約も含めてフッ素の方が30万円程度安くなる計算です。

⚠️ 上記はあくまで概算です。実際の費用は建物の状態・使用塗料・物価変動によって変わります。

それでも「シリコンが合っている」ケース

フッ素塗料が長期的にはコスト面でも有利であることをお伝えしましたが、シリコン塗料が適切な判断になるケースも存在します。

築年数が浅く、将来的にリフォームを検討している場合

築5〜10年で「まだ塗装の必要はないが、念のため」という状況でシリコン塗料を選び、将来の大規模リフォーム(外壁張り替え・増築など)のタイミングで全体を見直すという判断は合理的です。

予算に制約がある場合

初期費用の差額が家計に大きく影響する場合、シリコン塗料で施工することは決して間違いではありません。シリコン塗料でも、施工品質が高ければ10年以上十分に機能します。

短期間で売却・転居を予定している場合

10年以内に売却や転居を検討しているのであれば、フッ素の長寿命は活かしきれません。シリコンで適切なメンテナンスを行う方が合理的です。

フッ素塗料を特におすすめするケース

南西向きの外壁がある場合

相模原市内の施工経験から、南西向きの外壁は他の方角より劣化が早く進む傾向があります。このような立地では、耐候性の高いフッ素塗料の恩恵が最も大きく出ます。

前回の塗装から10年以上経過している場合

次の塗り替えを「できるだけ先に延ばしたい」という場合、フッ素を選ぶことで塗り替えサイクルを最大化できます。特に高齢のお客様から「次の塗り替えを考えなくて済むようにしたい」というご要望をいただくケースでは、フッ素塗料または無機塗料をご提案しています。

緑区・津久井地区の湿度が高いエリア

防カビ・防藻機能を持つフッ素塗料を選ぶことで、カビ・コケの再発を抑制できます。シリコン塗料でも防カビ機能付きの製品はありますが、耐久年数の差が追加効果として働きます。

「ラジカル制御塗料」という第三の選択肢

シリコンとフッ素の中間グレードとして、近年注目されているのが「ラジカル制御塗料」です。

塗膜の劣化の主因である「ラジカル」と呼ばれる活性酸素の発生を抑制する技術を使った塗料で、耐用年数はシリコンとフッ素の中間(12〜15年程度)、価格はシリコンより少し高い程度です。

日本ペイントの「パーフェクトトップ」が代表的な製品で、コストと耐久性のバランスを重視する方に適しています。「シリコンでは少し不安、でもフッ素は予算オーバー」という方への選択肢として、創心ホームでもご提案することがあります。

塗料選びより「施工品質」が先

最後に、現場経験から最も伝えたいことをお伝えします。

塗料のグレードより、施工の丁寧さの方が耐久性に影響します。

高価なフッ素塗料を使っても、高圧洗浄が不十分・下地処理が雑・塗膜の厚さが足りない施工では、シリコン塗料を丁寧に施工した場合より早く劣化します。

創心ホームでは塗料の選定と同時に、下地処理・コーキング打ち替え・塗膜厚の管理を標準工程として徹底しています。どの塗料を選んでも、施工品質が担保されることが前提です。

「どの塗料を選ぶべきか」は、現地調査で外壁の状態・方角・築年数を確認した上で、お客様のご予算・お住まいの予定年数を合わせてご提案します。ご相談は無料です。

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