外壁塗装のプロが教える!お家の外壁セルフチェックリスト
お家の外壁は、毎日紫外線や雨風にさらされ、知らず知らずのうちに劣化が進んでいます。でも、大丈夫!プロの視点から、誰でもできるチェックポイントと、そのサインが意味することを分かりやすく解説します。ぜひ、ご自宅の外壁をセルフチェックしてみてください。
外壁劣化のサインとチェック方法
外壁は住まいの第一印象を決めると同時に、大切な家を守る盾のような存在です。しかし、日々の暮らしの中では、その小さな変化に気づきにくいもの。ここでは、ご自宅の外壁に現れる「SOSサイン」を、プロの目でチェックする方法をご紹介します。こちらのチェックポイントを参考に、ぜひ、ご自宅の健康診断をしてみましょう。
1. 色あせ・ツヤの消失
チェック方法
新築時や前回の塗装と比べて、外壁の色が薄くなったり、ツヤがなくなっていませんか?
意味すること
これは、塗料の防水性や保護機能が低下している初期のサインです。紫外線の影響で塗膜が劣化し始めている証拠。この段階ではまだ緊急性は低いですが、これ以上の劣化を防ぐためにも、そろそろ塗り替えを検討する時期が近づいています。
2. チョーキング(白い粉)
チェック方法
外壁を手で軽く触ってみてください。白い粉が指についたら、それはチョーキングです。
意味すること
塗膜が紫外線や雨によって分解され、顔料が粉状になって表面に出てきている状態です。これは防水性能がかなり落ちているサインで、再塗装が必要なタイミングだと言えます。放置すると、外壁そのものに雨水が浸み込みやすくなります。
3. ひび割れ(クラック)
チェック方法
外壁をじっくりと見て、細い線のようなひび割れがないか確認しましょう。特に窓まわりや外壁の継ぎ目、日当たりの良い面は要注意です。
意味すること
ひび割れは、雨水が建物内部に侵入する重大なリスクを意味します。
軽度(幅0.3mm以下)
これは経年劣化で起こりうる範囲です。すぐに危険ではありませんが、放置しないようにしましょう。
重度(幅0.3mm以上)
雨漏れや建物の腐食につながる可能性が非常に高いので、すぐに、ご相談が必要なサインです。
4. コーキング(シーリング)の劣化
チェック方法
サイディングボード(外壁材)のつなぎ目にあるゴム状のコーキング材に、ひび割れ、剥がれ、痩せている箇所がないか確認しましょう。
意味すること
コーキングは外壁の継ぎ目から雨水が侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。この部分の劣化は直接的な雨漏れのリスクに直結します。ひび割れや剥がれが見られたら、緊急性が非常に高いサインです。
5. カビ・コケ・藻の発生
チェック方法
特に日陰や風通しの悪い、湿気がこもりやすい北側の壁に、緑色や黒色の汚れがないか見てみましょう。
意味すること
これは、外壁の防水性が低下し、水分が外壁材に留まりやすくなっている証拠です。美観を損ねるだけでなく、放置すると外壁材の劣化を早めてしまうため、早めの対処を検討しましょう。
6. 膨れ・剥がれ
チェック方法
外壁の塗膜が風船のように浮いていたり、ベロっと剥がれてしまっている箇所はありませんか?
意味すること
これは塗膜の密着不良か、内部に溜まった湿気が原因で起こります。塗膜が剥がれているということは、外壁の防水機能がゼロになっている状態です。雨水が直接外壁材に触れてしまうため、今すぐ専門業者に点検を依頼すべきサインです。
7. サビの発生
チェック方法
手すりや雨樋の金具、庇(ひさし)など、金属部分に赤茶色のサビが出ていないかチェックしましょう。
意味すること
塗膜が剥がれて金属部分が露出し、腐食が始まっているサインです。サビが進行すると、部品そのものの交換が必要になり、コストが増えてしまいます。表面的なうちに塗り直すのが理想です。
8. 雨染み・雨だれ跡
チェック方法
窓の下や外壁の凹凸部分に、黒いスジ状の汚れが残っていませんか?
意味すること
これは、外壁の撥水性能が落ちて、雨水が汚れとともに流れ落ちているために起こる現象です。直ちに危険ではありませんが、防水性が低下している初期サインとして覚えておきましょう。
セルフチェックでわかった!劣化の緊急度別対応
セルフチェックで見つかったサインが、どのくらい緊急性が高いのかを理解しておきましょう。
【緊急度:高】いますぐ専門家へ連絡!
下記の症状は、雨水が建物の内部へ侵入するリスクが非常に高い状態です。放置すると、家の構造材まで腐食が進み、大規模な修繕が必要になることも。大切な住まいを守るため、見つけたらすぐにご連絡ください。弊社にて、点検させていただきます。
ひび割れ(クラック)
特に幅が0.3mm以上のひび割れは危険です。雨水が侵入し、建物の構造部分を傷める可能性があります。
コーキングの劣化
サイディングの継ぎ目にあるコーキングのひび割れや剥がれは、雨漏りの直接的な原因になります。
膨れ・剥がれ
塗膜が剥がれている状態は、外壁の保護機能がないことを意味します。外壁材そのものを守るため、早急な対応が必要です。
【緊急度:中】近いうちに塗り替えを検討!
これらの症状は、外壁の保護機能が低下し、防水性が失われ始めていることを示しています。すぐに危険というわけではありませんが、放置すると劣化が急速に進む可能性があります。大きな問題になる前に、早めの塗り替えを計画しましょう。弊社でのお見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。
チョーキング(白い粉)
外壁の寿命が近づいている明確なサインです。理想は、チョーキングが確認できてから2〜3年以内の塗装です。
カビ・コケ・藻の発生
放置すると外壁の劣化を早めます。建物の美観だけでなく、耐久性のためにも塗り替えが望ましいです。
サビの発生
サビが進行すると、部分的な交換が必要になることも。コストを抑えるためにも、早めの塗装をおすすめします。
【緊急度:低】経過観察でOK!
これらの症状は、直ちに雨漏りなどの大きな問題に繋がるわけではありません。しかし、外壁の機能が少しずつ低下している初期のサインでもあります。こまめに経過を観察し、他の劣化サインが出ていないか定期的にチェックすることが大切です。
色あせ・ツヤの消失
美観の問題が主ですが、防水性低下の初期サインです。他の劣化サインが出始めていないか、定期的にチェックしましょう。
雨染み・雨だれ跡
直ちに建物の安全に関わる問題ではありませんが、撥水機能が低下しているサインです。他の劣化サインと合わせて、総合的に判断しましょう。
お家の外壁は、早めに手入れをすることで、大きな修繕費用を抑えることができます。このチェックリストを活用して、大切なお家を守ってあげてください。何か気になる点があれば、いつでもお気軽にご相談ください!